【一に経営、二に政治】

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~国家の繁栄は会社の繁栄~

混迷極まる現代社会において、将来の漠然とした不安やもどかしさを感じる人が多いような気がしております。

それは、わたし達の生活を決める政治が、混迷、混乱の様相を深めつつあるからなのかもしれません。

「わが国はどのような国体で、どのような方向に行く、そして良くするために国民みんなで努力する」という国家運営の方針が見えづらいというのもあるのかと思います。

本質として国家が安定し繁栄していなければ、どんなに良い商品やサービスを提供しても会社は成り立たないのです。

例えば、経済が悪化して人々が貧困で苦しんだり、間違った国家運営で仕事がやりづらければ、会社は簡単に潰れてしまいます。

まさに国家の繁栄は、生活の安定をもたらすのです。
ですから、国家の方針を決める政治を常に注目し、わが国がどのような方向にかじを取るのかを熟知しておかないといけません。

政治の場において
「どのような政策が審議され、どのような法案が通されておるか」
を知っておかなければ、経営者は右往左往して翻弄されてしまうのです。

「規制や緩和はどうなっておるか」
「税法はどのように変わるのか」
「特区や開発はどのようなエリアか」
「他国との国際交渉はどちらの方向か」
「どのような政策を推進しているか」
「インフレ政策なのかデフレ政策なのか」

など経営にとっては非常に大事であります。

その国会運営においては、世の中の為に全力で働いておられる政治家の先生もいらっしゃいます。
しかしながら、それとは逆に政局や利害関係、権力争いに没頭されておる政治家を見ますと、国民は軽蔑をし、政治を信じなくなるんであろうと思います。

それぞれの立場で政治的に違いはあっても、共通認識として与野党とも国を良くするという根幹のもと議論されておれば、国民を惹きつけ国の方針に対しても合意が得られるのではないかと思います。

しかし、政治はなかなか私たちの思うようにいきません。
それ故、期待するのは大事ですが、経営者はどんな状況であろうと現実的な角度から、政治が決定したルールの中で可能な範囲のことをひとつひとつ決断し、実践していかなくてはいけないのです。

そもそも経営者として毎日熱心に仕事をしていれば、
「社会のためにこれをしよう、会社はこうあるべきだ、国はこうあるべきだ」
という考えが自ずと出てくるものです。

会社を引っ張っていくトップとして、ナショナリズム的は思想ではなく
「純粋に国のことを思い、どうすれば世の中良くなるのか」
を真剣に考えなければなりません。

そして、それだけでは足りず、政治に対し「こうあるべきだ、これを望む」ということを力強く要望、提案していく積極性が必要なのです。

すなわち政治に対し不平不満を言うのではなく、自らがこの国での責任者の一部であることを認識をし、経済人とし、国民として参加していくことが会社の繁栄につながるのではと思います。

そのように熱心に活動している姿から
「あの経営者はなかなかしっかりしている」
「世の中を良くしようと励んでいる」
「良心があり、努力もしている」
「対案も考え、創意工夫もする」
など顧客や取引先から信頼、支持をされるのではないでしょうか。

今日において「自分の会社だけを良くする、経済界だけ良くする」ということは不可能だと思います。

国家全体が良くなれば、回りまわって会社も恩恵を受ける
‘まさに国家の繁栄は会社の繁栄’なのです。

世界全体が混沌とし、混迷極まる中、これからの経営者は
「一に経営、二に政治」
として積極的に議論に参加していく姿勢が必要なんであろうと思います。

わたし自身、それが経営者としての使命だと思っており、そのように政治・社会と関わっていきたいと考えておるのです。
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