【経済カレッジ】合成の誤謬とは②

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前回の続き・・
個人や民間企業は、効率性や生産性を追求しなければなりませんが、国家政策は経済状況によって、一見無駄と思える活動も多いに必要なのです。
不景気やデフレ下では、誰もチャレンジしたり、投資しようとする人はいないのです。
ですから、状況に応じて国が投資してお金を使ったり、仕事をつくったりして国民所得を増やすことも大事な政策なのです。

しかしながら、新聞やテレビでは、
「規制を緩和して競争を激化させ生産性をあげなければ・・」
「移民を入れて労働力を賄わなければ・・」
「〇〇を削減しなければ・・」
など効率性や生産性をあげないといけないという論調が多いのではないでしょうか。
これらはインフレ期に行う政策なのです。難しい経済学を学ばなくとも、「合成の誤謬」をなんとなく理解し、常識の感覚で考えれば、これらの政策はデフレ下ではそぐわないことは理解できると思います。




このようにミクロ経済(個人の感覚)をマクロ経済(国家経済)に当てはめると取り返しのつかない事になります。
また、個人の感覚で国家経済を議論しては見誤りますし、そういう方がマスメディアでコメントしておれば、その方は勉強不足か、若しくは懐疑的に見ておいたほうよいでしょう。

デフレ下のもと効率性を求めると「合成の誤謬」によって、より不景気になり、国民はさらに貧しくなるのです。

新聞やテレビを参考にするのは大いに結構ですが、一方でバイアスがかかったり、間違った論調で報じられることもよくございます。

ですから、ひとりひとりが正しく経済を理解し、その声を国政に届けるのは国家の繁栄につながり、まわりまわって一人ひとりが恩恵を受けられると思うのです。



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